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映画 カメラを止めるなは何故ブレイクしたの?

こんにちは

昨日3月8日、日本テレビの金曜ロードショーで映画カメラを止めるなを放送していました。
世間で話題になっているので観てみましたが、全く面白くありませんでした。

なぜこの映画が世間でブレイクしたのか、分かる方いますか?

投稿日時 - 2019-03-09 13:27:31

QNo.9595127

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

あれは基本的に映画館で見るべき映画ですからね。

大きな理由は、前半長回しの「は?なんじゃこりゃ?」の伏線が後半に見事に回収されていくところでしょうね。「前半に伏線をばら撒いて、後半に見事に回収していって大団円を迎える」というのを得意としているのがあの三谷幸喜さんなんです。だから三谷さんの舞台というのはものすごく面白いのですが、どういうわけか映画になるとあんま面白くないんですね。
その三谷幸喜的面白さを見事に映画で表現した「新しさ」がまずあると思います。

そしてその映画としての新しさに加えて、「出演者が全員無名」「低予算」というのが良い方向に転がったというのがあります。映画の中の出来事そのものが、低予算の企画なわけです。なのにそこに有名な俳優が出ていたらなんかウソっぽくなっちゃうんですね。誰も知らない役者たちが、ものすごく限られた環境の中でなんとか成功させようと七転八倒する姿が、ひとつのドキュメンタリー的な要素を出したと思います。だから映画を鑑賞している客は、あたかも自分もそこの出演者やスタッフの一人のような気分になることができたのです。これがもし憧れのスターなんかが出ていたら自分はその中の一人にはなれなかったと思います。

だからカメ止めファンの人たちはみんな劇中のスタッフが着ていたTシャツを着てカメ止めを見るのです。自分もあの作品を作ったのに関わったような気分になるのです。
ましてやあの映画は全く宣伝の予算もなくて誰も知らなかったわけですから、何度も映画館に足を運んだりSNSで発信したりして「自分もカメ止めブームを一緒に作り上げた」という体験をします。
さらに、出演者が売れていなかったために彼らが足繁く舞台挨拶で映画館に姿を現したというのもありました。大きな映画の舞台挨拶というと壇上にスターがずらっと並んでそれを客席から眺めて終わりですが、この映画は映画館にさっき映画に出ていた人が目の前にいて、握手して直接感想がいえるわけです。ブームが進むにつれて、出演者たちはみんな全国に舞台挨拶に回りました。舞台挨拶なんてのが滅多にない地方の人にとっては、例え有名な人ではなくとも「映画に出ていた人が目の前にいる」というのは興奮する経験だと思います。そんな「俺の映画」感がハンパないので、熱心なファンが更に盛り上げるために動いてそれがムーブメントになったというのがあるでしょうね。

監督を始めとした関係者がそれを意図していたわけではないでしょうが、AKB48のような「身近な女の子を応援して上位に押し上げていく」に似た構造となったと思います。
SNSの普及など、ものすごく時代とかみ合ったというのはあったと思います。日本映画史において、おそらく空前絶後のことではないかなと思います。もしかしたら、映画と人との関わり方が、カメ止め以降は少し変わってくるかもしれません。

投稿日時 - 2019-03-09 14:52:43

お礼

一般の映画は自分とは関係ない世界だと思えるのに、この映画は自分たちと同じ世界だなと感じたことで、成功につながったわけですね。

分かりやすい解説、ありがとうございました。

投稿日時 - 2019-03-09 19:17:55

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