ボクシングのプロアマについて
ボクシングについてまったく解らないのですが
村田選手はプロに転向するのが遅かったと思うのですが
今はもう31歳でボクシングの世界ではもうかなりの年齢ですよね?
アマチュアに拘った理由や利点というのはなんなのでしょうか?
ただ単に遅咲きの選手というだけですか?
投稿日時 - 2017-10-22 10:11:59
ボクシングの選手は大雑把にいうと二つの道があります。ひとつはオリンピックの金メダリストを目指すコース。もうひとつはプロとなって世界チャンピオンを目指すコース。
この二つはどうも「どっちかを選んだら、もう一方は目指しちゃいけない」みたいな暗黙のルールあるみたいです。
なんというか、芥川賞と直木賞は両方とっちゃいけないみたいなものみたいですね。
だから村田選手がアマチュア選手としてオリンピックを目指していたのにプロに転向するのは、プロ側からすると「ルール違反」に映るのです。逆にプロの選手がオリンピックを目指したらアマ側からすると「こっちのシマを荒らしにくるな」となるでしょうね。単純に実力で比較したら動かしようもなくプロ>アマですからね。
そもそもプロとアマではジャッジそのものが違います。アマチュアでは基本的にノックアウトは目指しません。レフェリーもそうなる前に止めるのがほとんどです。だから「効くパンチ」より「手数」が重視されます。寸止め空手みたいに、入れば有効とジャッジされるのです。
一方のプロはもうはっきりいって「ルールが決められた殺し合い」です。今でも数年に1人は死者が当たり前のように出る世界です。
村田選手は元々「プロにするか、オリンピックにするか」でオリンピックを選んだはずでした。たぶん本人も元々はそのつもりだったでしょう。ところがオリンピックで活躍して一躍脚光を浴びて、端正な顔立ちだったのでマスコミが「これはカネになる」と思い、電通も「これはカネになる原石や」となったのだと思います。本人だってお金になるなら稼ぎたいのは当然じゃないですか。
しかしプロの世界でプロモートをしているおじさんたちからすると「お前、元々向うの道を選んだのに、カネになるからってこっちに来るのは違うやろ。そんなことするなら、こっちもそっちのシマを荒らすで」とはなると思います。
投稿日時 - 2017-10-22 11:10:41
詳しい説明をありがとうございました。
投稿日時 - 2017-10-22 11:48:31
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