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解決済みの質問

waisの解釈をお願い致します。。

発達障害(ADHD)疑いでWAIS iii を受け、結果がでました。数値や内容に関して細かい説明がなかったのですが、詳しい方がいらっしゃいましたら、解釈をお願いしたいです。。


全IQ101
言語性IQ95
動作性IQ109

言語理解93
知覚統合112
作動記憶117
処理速度102

下位検査
言語性
単語12
類似7
知識7
理解4
算数8
数唱17
語音14

動作性
配列9
完成10
積木13
行列13
符号12
記号9
組合11

医師にはADHDと診断されました

投稿日時 - 2013-11-14 19:22:20

QNo.8347389

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

No.1です。

補足してくださり、ありがとうございます。

WAIS-IIIは、日本だけでなく、世界でもっともよく用いられている大人用の知能、認知能力の検査です。
ただし、ADHDなど、発達障害の診断にはあくまでも、その結果は、参考資料として用いられます(もちろん、ADHDの方に多いパターンというものは知られています)。

3つのIQと、言語理解~処理速度の4つの群指数の標準得点は、ある年齢のグループの中で平均的な成績を取ったとき、IQ(標準得点)=100となる、相対的な得点になっています。
IQ、標準得点ともに、90~109が「平均」、110~119が「平均の上」の範囲とされます。
IQも、標準得点も、誤差範囲を考えて解釈する必要がありますが、煩雑になりますので、今回の説明では割愛します。

また、下位検査は、言語性、動作性ともに、結果は評価点が用いられています。
この評価点は、ある年齢グループの中で平均的な成績の時に10になるよう得点化されており、7~12が、「平均」とされています。


まず、全検査IQ=101ですので、全体的な知能の高さは、きわめて平均的といえます。

それ以外の言語性IQ、動作性IQ、4つの群指数ともに、「平均」または「平均の上」という能力をお持ちではありますが、言語性IQと動作性IQの間、また、4つの群指数の間では、統計的な有意差が認められます。
したがって、細かく認知能力を見ますと、認知的なアンバランスがおありだと考えられます。
つまり、質問者様ご自身の中でみると、得意・不得意の差が大きく、はっきりしているといえます。
とくに言語性の下位検査では、動作性に比べ(積木模様・行列推理=13~絵画配列・記号探し=9)、数唱=17~理解=4と、評価点のバラツキが大きくなっています。

たとえば、動作性IQ=109は、言語性IQ=95よりも、統計的に有意に高く、視覚的な認知能力、あるいは視覚-運動能力の方が、言語能力よりも高いと考えられます。

群指数では、作動記憶(WM)=117がもっとも高く、ついで、知覚統合(PO)=112、3番目が処理速度(PS)=102、4番目が言語理解(VC)=93でした。
統計的な有意差を考えますと、この4つは次のような関係にあると考えられます:

WM≒PO>PS>VC

4つの群指数はそれぞれ次のような能力を測定しています:
・⾔語理解……⾔語理解と⾔語表現の両⽅を含む、⾔語能⼒の⽔準、言語的な思考力の高さを⽰します。
・知覚統合……視覚や、視覚運動に基づく知覚や認知能⼒。とくにものとものとの関係を捉え
たり、細かい部分を全体にまとめて理解する能⼒、イメージを用いる思考能力を⽰します。
・作動記憶……情報や、刺激を数秒~数分の短時間、記憶に留めておき、さらに、それらの情
報に基づいて、計算や思考など⼼理的作業をする能⼒。ここでは、主に聴覚的な短期記憶に基
づく。
・処理速度……⼼理的作業のスピードや、視覚的な短期記憶、視覚的な作動記憶の能⼒を意味
します。

したがって、質問者様は、聴覚的な短期記憶、聴覚的な短期記憶に基づいた心理的作業を行う能力や、視覚的認知能力、空間認知などがもっとも得意であると考えられます。
次に、視覚的な短期記憶や、それに基づく作業能力が高いと思われます。
言語能力や、言語思考力は、平均的な能力をお持ちではあるものの、質問者様の個人内差としては、あまり得意ではないといえるでしょう。

補足に書いていただいた特徴のうち、
> 失言や勝手に行動するなど、興味に対しての抑制が甘い
という点からは、衝動性の強さが伺われます。

また、
> 興味のあることには周りの音が聞こえないなど、凄く集中するのですが、興味のないことは、聞こえていないと周りから言われます
というあたりは、“不注意”というよりも、注意のコントロールに問題があると考えられる特徴です。
作動記憶に関わる下位検査のうち、数唱=17と、語音整理=14はかなり高いのに対して、算数=8とやや低い結果となっています。

数唱は、かなり機械的な棒暗記である順唱と、作業としては比較的単純な逆唱(いわれた順とは逆に数字を言う)からなっていますが、このような機械的な記憶、あるいは、単純な記憶の課題ではかなり集中できると思われます。

これに対して、算数では、意味のある数値や、作業内容の意味(加算か、減算かなど)、あるいは、意味のある文章題を記憶し、それを理解して計算をすることが要求されますが、これらはあまり得意でない可能性があります。

以上のように、認知能力にかなりのアンバランスをお持ちであることに加え、ADHDの特徴である、衝動性の高さや、注意のコントロールの問題が重なって、日常生活や、仕事の上で苦痛なことや、お困りのことが現れていると考えられます。
それがさらに人間関係での問題、ストレスの要因となって、場合によっては、二次的な問題として、うつなどにつながっていると考えられます。

うつなどの疾患が現れた場合には、専門医による治療が必要となりますが、二次的な問題を防ぐ意味では、認知的な特徴や、ADHDなど行動上の特徴に応じた工夫をしていただいて、少しでもスムーズに、また、余分な苦労をしないで生活や仕事ができるようになさる必要があります。

その工夫をなさるときには、長所を活用することを原則としてください。
短所や苦手な点については、努力によって克服することはとても難しいので、なるべく使わないで済むよう、長所でカバーするなどをお考えください。

細かいことをここで説明することは難しいので、たとえば次のような本をお読み頂いて、質問者様に合った工夫を取り入れてみることをお勧めします。

星野仁彦著:発達障害に気づかない大人たち<職場編>、祥伝社新書、\780+税

著者の星野先生は、精神科医ですが、ご自身がADHDでいらっしゃり、しかもそれをカミング・アウトしていらっしゃいます。
ご自身の体験や、診療経験から具体的な対処法を挙げていらっしゃいます。

大人の発達障害や、ADHDの方を対象にした、このような日常生活、仕事に使える工夫をまとめた本は、このほかにもたくさんでていますので、入手しやすいもの、分かりやすいものを1~2冊お読みになるとよろしいでしょう。
ただし、あくまでも、長所を活用し、短所は回避または負荷をかけないやり方を使うことがポイントになります。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

投稿日時 - 2013-11-25 17:23:48

お礼

vzb04330さま

とても丁寧に回答をしていただき、大変にありがとうございました。
何度も読ませて頂きました。
かかっているクリニックの心理士さんは忙しいようで、内容説明などはしないと言われていたので、このように詳細に説明をしていただけて、、本当に感謝しています。
自分の得意な面と苦手な面を解説していただいたおかげで、これからどのような選択をしていくべきか、具体的なことを考えられそうです。
ご紹介頂いた書籍についても、ぜひ読んでみたいと思います。
本当に、ありがとうございました。
vzb04330さまの今後のご活躍をお祈り申し上げます。

投稿日時 - 2013-11-27 22:01:27

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回答(2)

ANo.1

心理士です。

回答がつかないようですので、多少の説明をと思いました。
群指数の差を検討するのに、年齢をお示しいただくとより正確なアセスメントができますので、支障がなければ、年齢をご教示ください。

また、アセスメント結果を確認するのに、これも支障のない範囲で、ご自身で把握していらっしゃる知的な特徴、日常行動、学生時代の学業、お仕事をしていらっしゃればお仕事の上での、お困りのことなどをお書きくだされば、幸いです。

投稿日時 - 2013-11-17 16:21:08

補足

遅くなって申し訳ありません。
専門家の方に回答を頂けるとは…ありがとうございます‼
長いですが、よろしいでしょうか?

年齢は32歳、主婦をしております。
失言や勝手に行動するなど、興味に対しての抑制が甘いなど、精神的に幼稚な面があります。興味のあることには周りの音が聞こえないなど、凄く集中するのですが、興味のないことは、聞こえていないと周りから言われます。自分自身では必死に聞こうとしているのですが、脳が拒否しているような具合です…。
これは学生の頃からずっとです。そのために社会に出てから大変な思いをしました。。(私より周りの大人が…と言った方が正しいのかもしれませんが)
第一印象は良いらしく、明るく真面目に見えるようですが、働き出すとボロが出て、人間関係が苦痛になり、ストレスがたまり、うつになり、衝動的に辞めては、やる気を出して再就職…この繰り返しです。
子供が2歳になり、パートに出る際にクリニックにかかりADHDの診断を受けました。

投稿日時 - 2013-11-24 20:39:31

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