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解決済みの質問

人種はなぜある?

アダムとイブがいたとは思いませんが、
人類が一か所(アフリカらしい?)から発生したのなら、
それぞれの人種はすべて、環境適応による突然変異と言うことですか?
だとしたら、それは既に学会や教科書や専門書に載っている認められている事実ですか?
もし突然変異じゃないなら、どうやって人種が出来たんですか?

投稿日時 - 2012-10-04 09:50:48

QNo.7731313

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

 人類の遺伝子レベルでの一致率は99.9%ないし、それ以上です。これには、大多数の常染色体が22対のヒトと、おそらく進化の過程を一段階飛ばしたと思われる21対のヒトを含みます。

 ちなみに、チンパンジーとヒトだと、97.8%の一致率です。これだけ一致していても、ヒトとチンパンジーの間の子孫を作ることはできません。ウマとロバの間に、繁殖能力は無いものの、一代だけのラバが作れるのは、驚くべき偶然と言わねばなりません。

 現生のヒトがある地域に発祥して、世界中に広がって行ったことは、遺伝的調査により、ほぼ間違いないとされています。ミトコンドリア・イヴと称され、12~20万年前のアフリカの一地域であろうと推定されています。

 それ以降で、特に突然変異を示す証拠はなく、おそらく突然変異で世界中に特徴の異なる人種が生まれたわけではなさそうです。すると、ミトコンドリア・イヴ時代のヒトの遺伝子に、既に現代に存在する全ての人種の特徴を生み出す可能性があったと思われます。

 では、なぜ日本人からは日本人の特徴を持つヒトが非常に高確率で生まれるか、といったことになります。それは自然淘汰があったと考えるべきです。

 自然淘汰は突然変異だけでなく、ある生物の遺伝子の非常に多様な組み合わせで生まれる、次世代の生物の多様性にも作用します。生存して行くのに非常に厳しい環境ですと、多様な特徴を持った次世代のうち、適応性の高い者の生存率が高まります。

 適応性の高い者が多くの子孫を残すことになりますが、そういう者から、また同じように多様性を持つ次世代が生まれるわけではないです。メンデルがエンドウ豆の栽培実験で実証したように、遺伝子には優性と劣性があります。

 代を重ねるうちに、優性遺伝子の特徴だけが現れる世代が再生産されるように落ち着いて行きます。劣性遺伝子が残される確率は低いとはいえ、全く無くなるわけではありません。しかし、劣性遺伝子の特徴を示す子孫が生まれる確率が低下して行きます。

 こうして世界各地には、その気候風土での生存に適した特徴を持つヒト集団である「人種」が生まれたわけです。

 なぜ突然変異が無かっただろうと推測できるかですが、遺伝子異常によることが判明したさまざまな障がい・疾病があることが理由の一つです。ごくわずかな遺伝子の変化でも、非常に深刻で生存に不利な状態の新生児が生まれることがあります。

 ヒトの繁殖力と、ミトコンドリア・イヴから今までの期間を考えると、ほとんどが生存に不利に働く突然変異では、人種間の相違が現状のように多様であることは、ちょっと説明がつきません。

P.S.

 野良ネコだと分かりやすかったりします。捨て猫をする人が後を絶たず(まあ、猫は気ままなので、勝手に出て行くこともありますが)、いろいろな野良ネコがいます。

 たとえば、野良のクロネコ同士の親ネコからシャムネコが生まれることがあります。おそらくはクロネコの両親の先祖に、野良猫化したシャムネコがいたのでしょう。非常に毛並や色が違うネコ同士でも、多様な遺伝子を引き継いで行けるということになります。

投稿日時 - 2012-10-04 18:00:39

お礼

とても理論的な説をありがとうございます。
もともとDNAにあった形質が出現しただけなんですね。
たまに外人っぽい日本人いますよね。あれも、その一種でしょうか。
猫の話は驚きました。
とても興味深いお話をありがとうございました。

投稿日時 - 2012-10-04 20:20:16

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回答(5)

ANo.4

我々人類はアフリカのある地域の祖先から派生した、というのは現在幅広く指示されている説です。
ある個人が出した突拍子もない説ではなく、多くの研究者によって研究・指示されています。
信憑性から言えば、教科書に載るレベルです。

具体的にはミトコンドリアDNAの変異の度合いなどから推定していて、
あらゆる国の研究者が結果をもちよっているので、間違いないでしょう。

投稿日時 - 2012-10-04 16:51:22

お礼

なるほど。
科学の力でそこまでわかるってすごいですね。
ご回答ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-10-04 19:58:06

ANo.3

遺伝子に蓄積される突然変異(その多くは無害)の比較に
よって、人種(正確には交配できるので亜種)の分かれて
きたプロセス=遺伝子系統樹が描かれています。
人類は4百万年ほど前に、アフリカのジャングルに住んでた
チンパンジーが、アフリカが割れてできた大地溝帯の草原
に適応して種分化したものだと考えられています。
見晴らしのいい草原に適応して視覚+認識力が発達し、
直立して遠くを見、あいた手に道具を持ち、という具合に。

同様に、遺伝子系統樹によるとアフリカから世界中に広まる
過程で、日差しの弱い北方系では色素が減って白人になる
などの変異と淘汰による適応が進み、亜種分化として人種
の違いが生じたのです。
逆にいうと、それ以外の原因で人種が生まれる(=亜種分化
する)とは考えられません。

投稿日時 - 2012-10-04 14:57:12

お礼

なるほど。
勉強になりました。
ご回答ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-10-04 19:56:41

ANo.2

現生人類に人種の差異ははありません。見かけの違いだけで祖先は共通です。
強いて言えばチンパンジー,オランウータン,ゴリラが人類と見られ,ボノボはそれらより古い類人猿と見られています。
現生人類の祖型はネアンデルタール人,その突然変異から現生人類が生まれました。更に祖型を追跡するとアウストラピテクス等,アフリカ各地から出土する人類化石に遡ります。NHK放送大学講座で最新に近い知識が講義されています。
現生人類の特徴は祖先から子孫へと伝承される文化を持つ事,身体的には仰臥姿勢がもっとも安眠出来乳幼児にもそれが当てはまる事,世代を超えた子孫の養育が可能な事など,脳の発達と共に文化・文明を継承・発展させる,無限とも思える可能性を持つに至った点です。
既に絶滅した人種である旧人には,現生人類に比べて環境適応性の上で劣っていたため絶滅に至ったと思われます。北京原人やジャワ原人なども,比較的最近世代の旧人に属すると見られています。
いわゆる『人種差別問題』等で言われる『人種』は,主として皮膚の色や生活様式など,生活する自然環境と文明の違いを取り上げて論じられていますが,これらの議論は,単に人類の平等の立場からのみでなく,最新の遺伝子情報からも不適切さが立証されています。

投稿日時 - 2012-10-04 10:49:37

お礼

お詳しいですね。
いろいろありがとうございました。

投稿日時 - 2012-10-04 19:55:41

さあ……何故あるのかは分かりませんが、人種を分ける事で身体の構成や抵抗力を変化させ、ウィルスや気候の急激な変化などで、人類が絶滅するのを防ぐためじゃないですか?
想像ですけど。

投稿日時 - 2012-10-04 10:22:54

お礼

そうですよね。
ご回答ありがとうございました。

投稿日時 - 2012-10-04 19:54:02

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