キハ80系の編成組成方法について教えてください
P誌の「ディーゼル特急50年 特集」を読み返していたら疑問に感じたことがあったので質問させていただきます。
『キハ80系の編成の基本は「ハハハシロハ」で、キシを挟んでキハ側とキロ側を背中合わせに連結してドア位置が均等になるようにしてある。また、キシにおいて制御回路と電源回路をクロスさせてこの背中合わせの連結を可能にしてある。さらに、キシなしの編成を組む場合に備えてキロの後位側に直接キハを連結できるように制御側と電源側のジャンパ栓を移動できるようにしてあった。(キロ80 43以降は製造時から両渡り構造)』
ここまではキハ80系に興味をお持ちの方なら周知のことと思います。しかし、80系末期の「おおとり」の基本編成はキハ82の次がキシ80でその次がキロ80であったと記憶しておりますし、JR移行後に80系で運転されていた臨時「北斗」は全車普通車であったので上記の編成組成方法に当てはまりません。
キハ80系の生みの親である石井幸孝氏の著書を読んだり、ネットで検索してみましたが満足の行く答えが見つかりませんでした。どなたか、キハ80系についてお詳しい方にお教えいただければ幸です。
投稿日時 - 2012-05-12 21:55:55
No.1に回答を寄せてくださった方の意見でほぼ答えが出ているのですが、北海道のキハ80系では時期不明ながらキハ82の前位(運転台のない方)の両栓改造はされていたので、キシもキロも編成に組み込まないで組成することが可能になっていました。
そしてキロの後位も両渡りですから、キロの車両の向きを変えればキハ82+キシ80+キロ80と組成しても何の問題も起こらないのです。
このような編成の組成の詳細な情報は鉄道ジャーナルの1979年の5月号に掲載されていますのでよりわかりやすいと思います。この中にある「82系気動車 各車間の渡り」という図面を見ればすっきり解決できます。
投稿日時 - 2012-05-13 00:41:41
懇切丁寧なご回答をいただき、ありがとうございます。
とくに、参考文献をお示しいただいたのは大変助かります。
交通書房あたりに中古品でもあればいいのですが……
投稿日時 - 2012-05-13 18:40:16
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