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解決済みの質問

外生的な資本流入によるBP曲線(右上)のシフト再び

外生的な資本流入によるBP曲線(右上)のシフトについて、また分からなくなってしまい
ました。

BP=B(Y、e)+K(r)であることから、外生的な資本流入によりKが増加しますと
、黒字化するために新しい均衡点では、B(Y、e)は減少しなければなりません。

B(Y、e)は、Yの減少関数であり、eの増加関数ですので、Yまたはeの減少または
増加による点が新しい均衡点になります。
Yの増加はBPを右シフトしますが、eの減少は左シフトする要因となります。
この両者の具体的な動きの程度や順番を上記の均衡式だけからは読み取れませんが、
これをどのように評価したらよいでしょうか?

投稿日時 - 2011-07-18 13:58:30

QNo.6883210

a1b

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

経済は複雑な要素の絡み合いであり、相互に影響を与え合うものです。

しかし以前も説明したとおり
基本的に、二次の影響は一次的影響を若干緩和する程度で収まることが殆どです。
例えば、生産力の増強により輸出が増大しました(一次)。
それにより円高になり輸出にマイナス圧力がかかりました(二次)。
一次と二次は真反対の圧力ですが、最終的には一次の圧力の方が高いことは予想がつくはずです。
生産力が増強して輸出が増えれば多少円高になって輸出が多少弱まることはあっても、生産力が増強する前より輸出が減るわけはないというのは分かると思います。
つまり、二次的な影響は一時的な影響の緩衝的役割を果たすということです。
(当然例外はあるがそういうのは例外として考えればいい)

これを考えると、渦を巻くようにシフトを繰り返しながら少しづつ真ん中辺りに均衡していく(収まっていく)イメージが出来るのではないかと思います。

その上で今回の問いを見てみましょう。

>B(Y、e)は、Yの減少関数であり、eの増加関数ですので、Yまたはeの減少または増加による点が新しい均衡点になります。
>Yの増加はBPを右シフトしますが、eの減少は左シフトする要因となります。
>これをどのように評価したらよいでしょうか?

まずどの因果関係が風上に有るか考えましょう。
その上で、大抵の場合基本的に一次的な影響>二次的な影響>三次的な影響となります。
まず今回でいえばまず発生したのは海外資本の流入です。
その一次的な影響は、為替レートの変動だと予想が出来ます。
次に二次的な影響は、為替レートの変動による貿易黒字の低下と資本が国内の市場に流入することによる国内金利の低下だと予想できます。
次に三次的な影響は、貿易黒字の低下による国民所得の低下、国内金利低下による国民所得の増加だと予想できます。ここで現在の先進国のような十分な供給力があり需要が不足しており金融緩和をしている国では、後者より前者の方が影響が大きいことが予想できます。(ただし少し前の中国や戦後の日本やドイツのように資本不足・供給不足の国にとっては海外からの資本流入が国民所得を押し上げることは十分ありえます)
次に四次的な影響として、国民所得の低下による貿易黒字の増加が予想できます。
次に五次的な影響として、貿易黒字の増加による為替レートの変化が予想できます。
(もっとよく見れば、3次的影響として国内金利の変動は国際資本の収支に影響を与えるだろうし、国民所得の変化も国内金利に影響を与えるだろうけど、キリがないのでパス)


その上で
>Yの増加はBPを右シフトしますが
これは四次的な影響の、国民所得の低下による貿易黒字の増加であり

>eの減少は左シフトする要因となります。
これは二次的な影響の、為替レートの変動による貿易黒字の低下です。

したがって、為替レート変動による貿易黒字の低下の影響の方が大きいことが予想できます。


ちなみに、今回のシミュレーションというかISLM系のモデルは基本的に有効需要をみるモデルです。
つまり、十分な供給力があり、供給力の最大値は変化しない社会を前提で需要問題を見るためのツールであり、先進国用のツールであるといえます。したがって、途上国や貧困国の経済を見るには不向きです。
戦後の日本や今の中国のような途上国では、資本の流入や金利の低下は生産力・供給力の増加に直結しますので、ISLMだけでは追いきれないと思います。
そういう国では、何よりも需要より供給であり、そのためには消費は敵で貯蓄は美徳なのです。

投稿日時 - 2011-07-18 19:05:37

お礼

いつも、懇切丁寧かつ、噛み砕いた回答をありがとうございます。
私のもの分かりの悪さのためにご迷惑をおかけしました。

ここで、新たな疑問なのですが、BP曲線が垂直な場合には外生的な資本移動という
のは考えらえませんので、BP曲線が外生的な形でシフトすることはないと勝手に思っ
ておりましたが、もしアメリカが好景気でアメリカ向け輸出が急激に増えたとしますと
、BP曲線は右シフトするでしょうか?
この時には、黒字化による交換レートの下降によりBPは若干左シフトする一方で、純
輸出が増えることで、ISが右シフトするというシナリオが成り立つでしょうか?

上記を新たに投稿させていただくことを考えております。

投稿日時 - 2011-07-19 11:28:15

ANo.1

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