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質問

質問者:aluminizedman アメリカと中国が、ステークホルダーってどこまで?
困り度:
  • 困っています
米中は急速に接近しているのでしょうか?
アメリカ在住の中国系アメリカ人、チャイナ・ロビーの増大?
従軍慰安婦問題が再燃した。レイプof南京?米人は真に受けてるのでしょうか?打算でしょうか?
アメリカ資本は、中国にかなり投資が進み、引き返せない状態?

一方で、インドと近づき牽制もしてる?日本の外交は、一体この先どうなってしまうのでしょうか?

経済シロウトです。漠然としたイメージしかありません。
詳しい方、ご教授ねがいます。たくさん質問してしまいました、部分的回答でも構いません。よろしくお願いします。
質問投稿日時:07/03/27 21:37
質問番号:2871260
この質問に対する回答は締め切られました。

回答

良回答20pt

回答者:xxa31a <1>企業進出
政府と企業の行動原理は、異なるものです。
企業にとっては、国家が権威主義体制であるとか反米的・反日的だとかいうことは、
民族テロリストによる破壊活動の被害が深刻になるといった極端な状況にならない範囲では、
政治家が思っているほど重要なファクターになってはいない感じがします。

アメリカ・欧州・日本・韓国・台湾の多くの製造業は、
中国に工場(多くは廉価な加工部分)を持っています。
これは、1つには中国の人的コストもありますが、
もう1つには、大消費地へのアクセスというのもあります。

つまり、中国・香港・台湾・日本・韓国を合わせて見た<極東>の地理上の市場規模は、
高成長が続くならば遠からずアメリカやEUを凌ぐほどになります。
今後賃金が若干上がったとしても、ここに生産基地を集約させることに
戦略的な意味が失われるというわけではありません。

中国では教育を重視する国民性が強く、人材面でも今後に期待がかかってはいます。
中国人留学生は、工学系大学院ではアメリカ国内でも重要な存在になってきています。

世界のコンピュータ、携帯電話、通信機器、家電製品は、
精密部品は日本・韓国・台湾・シンガポール・マレーシア・アメリカなどで作られ、
最終工程で中国産となるものが多いです。
最終財の工場が増加するに連れ、中間財・素材産業の進出も増えてきました。
繊維製品は、ご存知のように中国産が非常に多いです。
200万人近い従業員を抱える小売業世界最大手ウォルマートは、
中国から大量に日用品を輸出していることでも知られます。
テレビ局FOXや数百の新聞を所有するメディア王ルパート・マードックは、
新保守系のオピニオンを牽引している存在とされますが、妻は中国系の方です。

なお、中国進出は欠点がないのかというと、これはいっぱいあります。

<2>インド
(インド経済のことをあまり調べた事はないのでいい加減なものです)
中国とインドは海上輸送だと非常に距離が離れています。
どこの先進国に対しても近くはありません。
だから、コスト面で今後企業が中国沿岸部から移転するとしたら、
インドよりも、ベトナム・他の東南アジアまたは中国内陸部の存在感が大きい感じがします。

FDI(対外直接投資)の流れを見ても中国とインドはまだ非常に差があります。
ある面では、インドへの期待が過剰になってないかという印象も受けます。
中国と同じような企業進出形態にはならない感じがします。

もちろんインドの方でも、ソフトウェア・業務アウトソーシング、
民主主義的な優れた法制度、英語教養を持つ大学卒業エンジニア人口、
豊富な若年人口など、多くの利点を持つ国です。
アメリカ・イギリスにも多くのインド系エンジニア人口がいます。
インドは業務委託・低コストの研究開発拠点といった面で優位になるのでしょうか。
経済の離陸に成功してきていることは大きく注目できます。

<3>外交
ここは立場によって色々考え方が異なるかと思います。
私は国の外交のことは分かりません。

ホワイトハウスは中国の経済的台頭を警戒している報道をよく見かけます。
WTOを巡って先進国と途上国の利害は衝突することが多いです。
がアメリカ人が何かと外国の基準を批判するのはお馴染みになっている印象もあります。

一方で、アメリカ合衆国でも対中関係の調整を重視するようになり、
フランス・ドイツなどのヨーロッパ諸国や欧州委員会自身、
オーストラリア・ブラジル・ロシアなどの資源輸出国、
インド・ASEANなどの発展途上国、近接する韓国など、
どこの国でも将来の大国と見込まれる対中外交を重視してきているようにも見えます。

貿易の関係で見るならば、中国はアメリカより、
むしろ日本・韓国・台湾の地域ブロックで利害の一致する関係になっている気もします。
中国の貿易黒字は日本・韓国・台湾のハイテク部品に負っている面がありますし、
日本・韓国・台湾の多くの製造業は中国の低賃金・大量生産基地を競争力の源にしています。
種類:アドバイス
どんな人:一般人
自信:参考意見
回答日時:07/03/28 12:47
回答番号:No.1
この回答へのお礼稚拙な質問にも関わらず、長文かつ丁寧なご助言ありがとうございます。

>1つには中国の人的コストもありますが、もう1つには、大消費地へのアクセス
>インドは海上輸送だと非常に距離が離れています。どこの先進国に対しても近くはありません。

気づきませんでした。地政学的に見ると、そうですよね。チャイナコストばかりに気をとられてました。

>中国はアメリカより、むしろ日本・韓国・台湾の地域ブロックで利害の一致する関係

日中がもっと、国民感情の上でも仲良くなれば良いですね。難しそうですが。日本の大学は、今後ももっと中国人留学生を受け入れ、交流を深めないといけないんですよね。